ミエマンコラム

醤油の雑学

天然だしと顆粒だしの違い

毎日のお味噌汁やすまし汁、和風料理にダシは欠かせないものですが、みなさんはどのようにしてダシを取っていますか。本来なら鰹節や煮干し、昆布などの天然素材からダシを取るのが理想ですが、手軽な顆粒だしなどで済ませていらっしゃる方も多いと思います。ここでは天然だしと顆粒だしの違いについてご紹介したいと思います。

天然だしとは

天然だしとは、天然の素材をそのまま使ったダシの取り方です。鰹節や煮干し、昆布をお湯で煮立て、その抽出液をダシとして使用します。 鰹節や昆布などにはうまみ成分であるグルタミン酸やイノシン酸などが多く含まれており、煮出すことでこれらが水中に溶け出しします。

天然だしはほかの調味料や添加物を一切加えず、天然の素材だけで抽出したダシのことを言い、昔ながらのダシの取り方として味や香りがよく、体にも良いことが知られています。

一方で、天然素材を準備するコストやダシを取る手間がかかるため、時間のない現代の生活スタイルにとってはだし取りがネックと言えるのではないでしょうか。
 

顆粒だしとは

顆粒だしは、その名の通り粒や粉状になっているダシのもとであり、煮たてたお湯の中にサッと入れるだけで溶け出し、簡単にダシのベースを作ることができるものです。鰹節や煮干しなどの粉末をメインに使用したものに、調味料等で味付けがしてある「顆粒だし」と呼ばれる名称のものと、食塩や砂糖がメインに、素材やエキスで味付けがしてある「風味調味料」の2つに分かれます。

スーパーなどで比較的安い価格で売っている顆粒だしの大半は「風味調味料」と呼ばれるもので、名称は「風味調味料」、原材料名は「食塩」や「砂糖」から始まるものが多いのが特徴です。
 

顆粒だしは塩分が多いので注意

顆粒だしは手軽さとコストパフォーマンスがよく、私たちの生活にも広く浸透していますが、だし自体にかなり多くの塩分が入っています。顆粒だしを少し手に取って舐めてみればよく分かりますが、かなり塩辛いかと思います。天然だしではほとんど塩分は出ませんが、顆粒だしではお湯にダシを入れるだけでもかなり塩っぽい味になります。

天然だしに比べると10倍以上の塩分になるため、そのあとの味付けは控えめにしないと塩分の取りすぎになってしまうため、みそ汁の場合は味噌の量を控えめにしたり、和風料理に使う際も醤油や塩を控えめにして料理するとよいでしょう。
 

天然だしにこだわるならだしパックも便利

1本の鰹節を買って、それを削って、ダシを取って… 確かに風味豊かなダシを取ることができますが、一般のご家庭でそこまでやるのは大変かと思います。

そこで今日では「だしパック」と呼ばれるものが人気で、手軽に天然素材さながらのダシを取ることができます。 だしパックは天然の素材を粉末状にしたものをパックに入れたもので、袋ごとお湯の中に入れることでダシが取れ、終わったらだし袋をそのまま取り出せる便利なものです。中身を取り出して料理の材料としても使えるため、手軽さと応用性に優れています。

価格が比較的高い天然素材100%のものもあれば、手ごろなものでは食塩や調味料などが添加されているものもありますので、原材料名表記などを確認して買うようにしましょう。

いかがですか、今日では多くの料理に顆粒だしが使われていますが、たまには天然素材にこだわったダシを取ってみるのもいいかもしれません。上記を参考にしながらおいしいダシを取ってみてください。

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